真面目にラーメンを語る

2018/03/6

 久々に一風堂を食べた。

 一風堂を食べるといつも思うのだが、なんだかお行儀のよいラーメンである。テンプレ構成を突き詰めたとんこつラーメンという感じで、とても美味しいのだが、面白みがない。

 美味しいのだけどね!

 最近書類送検された一蘭のような謎の香りがするインパクトが欲しいところである。

 さて、最近ちょっとヤバめのラーメン屋に時折行っている。
 「中華そばいづる

 大門にあるドロッドロのセメントみたいなビジュアルの煮干しラーメンである。
 塩分は強いし、ドロッドロでしょっちゅう食べていたら間違いなく高血圧と尿管結石と痛風のトリプルコンボを食らう味であるのだが、なんか美味いのである。

 最近は安定してきたのだが、店主がとにかく探求心の強い冒険野郎で、普通に冒険した結果、やたら煮干し臭い日があったりもした。

 「今日、にぼしの悪いところ出ちゃいましたね。すみません。また色々試してみます」とかいう会話を客とできるあたり、味を自らの舌と客の評価で冷静に見直して、PDCAサイクルを回していける見事な人間である。

 事実、味はどんどん良くなり、現在、安定して美味しい煮干しラーメンが出るようになっている。

 でもまだまだ探求していっており、味は刻々と変化していっている。
 ある意味、客と店が互いに高みを目指しているような、謎の一体感を感じるスープである。

 ちなみに、店の前を通りかかっただけで、強烈な煮干し臭がする。

 中に入って、その匂いはさらに強くなり、服に強烈に染みつくので「今日、いづる行きましたね」みたいな事を言われたりする。

 健康志向な方は眉を顰めそうな味ではある。体に悪そうだが美味い。

 そして、酢が良い。

 店内においてある酢をラーメンや和え玉にかけて味を変えるとまた素晴らしいのだが、この酢にも、中に煮干しや昆布を入れるなどの工夫をしていて、まさにグルタミン酸の暴力みたいな味になっている。

 暴力的なうまみが非常に素晴らしいので、増上寺周辺に赴いた際には、是非賞味してもらいたいものである。

 

 天の神様

 あそこに連日行っているオッサンたちの血管の内壁と尿酸値を、どうかお救い下さい。

 父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。えいめん!