和解してはいけない

2018/3/9

 桃太郎が鬼を暴力で倒すのは確かに教育上よろしくない。

 しかしながら、略奪行為を行っている鬼に対して、話し合いで和解をしてしまうのはもっと良くない。
 仮に、話し合いで和解させるなら、鬼の一族の長と、その一族郎党全員の自決とかが条件になってくるだろう。

 さて、和解はダメと言ったが、そもそも我が国は法治国家である。

 子供の教育上、暴力で解決するのはよろしくないと言うが、であれば・・・我が国が法治国家であることを考え、法廷で決着をつけるのが正しいと言えるだろう。

 鬼の主な罪状「強盗」「傷害」「殺人」「不法侵入」といったところであろう。

 まずは、現行犯逮捕を行うか、あるいは裁判所への令状請求である。まあ、十分すぎる証拠があるので令状は問題ないだろう。

 担当部署はおそらく「組織犯罪対策部」であろう。
 この組対のデカたちが、ガサに備えて内偵調査を繰り返し、鬼のリーダーが鬼ヶ島に確実に居る日を見計らい、早朝にガサに入る。

 コードネーム「イヌ」「キジ」「サル」の3班に分かれ、正面、裏口、はしごをかけて2階からと3方向からガサに入る。

 蜂の巣をつついたような大騒ぎの末に、逮捕される主犯たち。

 ここから彼らは法廷で戦う事になる。
 刑事訴訟だけではなく、民事でも略奪の被害者から訴えられる事になるだろう。 

 正義感に溢れた桃太郎検事が鬼たちを理路整然と追い詰めていく。
 死刑を求刑する桃太郎。

 一方、鬼たちの不幸な境遇を主張し、減刑を訴える相手側弁護士。一進一退の攻防が続く。

 そして、幾度かにわたる裁判の末、判決の言い渡し日。
 主文ではなく、判決理由が読み上げられ始める。勝利を確信する桃太郎。うなだれる鬼。

 「計画的かつ、繰り返し行われた残虐な犯罪行為は、わずかにでも情状の余地はなく、卑劣この上ないと言うほかない。また、本人の態度や、犯行後の言動から見ても、更生の可能性は極めて低く、もはや極刑をもって臨むほかない。」

 

 こうして、鬼側は即日控訴したものの、二審も地裁の判決を支持。
 さらに、上告をするも最高裁は二審判決を支持し、上告を棄却。

 これをもって、鬼と桃太郎の間の因縁は、暴力を介さず、平和的に解決されたことになるのではないだろうか。

 法治国家としての教育はこれが正しいのである。

 

 天の神様

 暴力を使わずに解決するというのは、法と国家による暴力装置を適切に使う事を言うと思います。

 こうした法令意識が広まりますよう父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

 

 えいめん!