2018/03/22
三種の神器の承継など 国事行為にすべきでない
と、共産党の志位委員長が言っておるらしい。
まあ、共産党は唯物論と切っても切れない関係で、神仏を貴ぶような高尚な精神性は持ち合わせていないので、ある意味、ブレない対応であると言える。
立派である。
だが、ここで矛盾が一つある。
彼らの主張である「三種の神器の承継をもって天皇の代替わりの証しとする儀式を国事行為として行うことは、憲法の国民主権の原則と両立しない」というものだ。
言いたい事はなんとなくわかる。
日本は王権神授説の国ではないし、天皇は国家元首であるが、主権は国民にある。
だから、そんな儀式で国家元首の地位の継承が図られるのは、おかしいんじゃないか?国民主権なんだから、国民が承認するのが普通なんじゃないか?
と、いうことだと解釈できる。
だが、不幸なことにこの日本に住んでいる多くの日本人が、これらの伝統的な儀式、国事行為については、単純に過去からの慣例だったり、伝統的な行事だったりで、政治的な意味合いは持たないものであると認識して、割り切って考えている。
つまり「全然気にしていない」
ある意味、こんな国民たちの方こそ、天皇陛下が三種の神器を代々守り、日本における神道の長として、毎年の祭礼を執り行ってきている事など、気にもしていない。
逆に共産党は違う。
彼らは、国民主権というものが、因習に縛られた儀式によって脅かされている!
この科学の時代において、カビの生えたような国事行為で国民主権が脅かされている!と、そうした行為を強く認識して嫌がっているのである。
なんか、信心深くてかわいい連中である。
本当に極まった唯物論であるならば、そんな視点ではなく「なんの意味もないバカバカしい儀式やめようぜ」という理屈になるはずである。
そうなれないのは、彼らが心のどこかで信じているからである。
あの行為に意味がある…と。
だから、やめてはならない。
天の神様
共産党がこれからも面白くありますよう、父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
えいめん!